iPhoneXからホームボタンが廃止され、FaceIDが導入されました。
現在では、iPhoneXS、iPhoneXR、iPhone11、iPhone11ProとほとんどのモデルがFaceIDを使うようになり、TouchIDを採用しているのはiPhone SEだけになりました。
iPhone6、iPhone6sシリーズ、iPhone7、iPhone8シリーズのようにホームボタンのある機種から買い換えた場合、ホームボタンが無くなったことにより不便に感じるかも知れません。
そこで、今回はFaceIDに対応するiPhoneの画面上に仮想ボタンを表示させて、ホームボタンと同じような機能を持たせる方法を紹介します。
設定から入るものなので、本体やソフトを改造することもなく気軽に試すことができます。
それでは、手順を紹介していきます。
iPhoneのホームボタンに代わる操作
iPhoneX、iPhoneXS、iPhoneXR、iPhone11、iPhone11ProのFaceIDを使う機種と、ホームボタンが搭載されていた、iPhone6、iPhone6sシリーズ、iPhone7シリーズ、iPhone8シリーズ等の操作の違いを簡単にまとめてみました。
ホーム画面への移動
ホーム画面の表示方法です。
iPhone8シリーズまでのホームボタンがある機種では、アプリを起動中にホーム画面へ戻りたいときは、ホームボタンを1回押すことによって戻ることができます。
iPhoneX以降は、アプリを起動中にホーム画面へ戻りたいときは、画面の下端から画面の上の方へ向かってスワイプすることで戻ることができます。
マルチタスク画面の表示
マルチタスク画面の表示方法です。
マルチタスク画面を表示してアプリを切り替える場合、iPhone8シリーズまでのホームボタンがある機種ではホームボタンを2回押すだけでマルチタスク画面が表示されます。
iPhoneX以降では、画面の下端から画面の上の方へ向かうスワイプの途中で止めるという、とてもやりにくい方法になっています。
スワイプの途中で止めるという動作がやりにくくて、何度か失敗してホーム画面に戻ってしまうことがありました。
スクリーンショットの撮影
スクリーンショットの撮影方法です。
スクリーンショットの撮り方も大きく変わっています。
iPhone8シリーズまでのホームボタンがある機種では、ホームボタンと電源ボタンの同時押しで撮影できました。
iPhoneX以降では、本体のサイドについているボリュームアップと電源ボタンの同時押しになります。
ホームボタンを押す動作は撮影らしく感じるのですが、iPhoneX以降のボリュームアップと電源ボタンという両方ともサイドにあるボタンを同時に押す動作は、どうもやりにくいです。
iPhoneで仮想ホームボタンを機能させる方法
iPhoneX、iPhoneXS、iPhoneXR、iPhone11、iPhone11Proのホームボタンがない画面は広いのですが、ホームボタンがないため不便な面があります。
今から紹介する方法は画面に仮想のホームボタンを出現させるもので、TouchIDのような指紋認証はできりませんが、ホームボタンと同じように使えます。
また、スクショが撮りやすくなる設定にできるなど、とても使い勝手がよくなります。
ホームボタンの表示
ホームボタンを画面に表示させる方法を簡単にまとめると次のとおりとなります。
設定→一般→アクセシビリティ→AssistiveTouch→AssistiveTouchをon
最上位メニューをカスタマイズ→-を押してアイコンを一つに→アイコンをタップ→ホームを設定
iPhoneのホーム画面から「設定」を選択します。
「設定」メニューから最初に表示される中の「一般」を選択します。
「一般」で表示される項目から「アクセシビリティ」を選択します。
「アクセシビリティ」で表示される項目から「AssistiveTouch」を選択します。
「AssistiveTouch」で表示される項目から「AssistiveTouch」の右側にあるスイッチを選択してonにします。
次に仮想のホームボタンを表示させるため「最上位メニューをカスタマイズ」を選択します。
最初にアイコンが6個表示されます。 6個のままにした場合、画面上に表示されたアイコンを一度タップしてからでないとメニューが出てこないので、「−」をタップしてアイコンが一つだけ表示されるようにします。
1個だけになったアイコンにメニューを割り当てる作業になります。 アイコンが一つだけにできれば、次はアイコンの「+」をタップします。
アイコンに割り当てるメニューが表示されるので「ホーム」を選んでください。
アイコンが「ホームボタン」に変更されていれば、ホームボタン設定は成功です。
次にホームボタンが使用されていない時の不透明度を設定します。
不透明度が高すぎると画面で目立ってしまい、低すぎると画面のどこにホームボタンがあるのかわからなくなってしまうので、私は40%にして使っています。
画面にホームボタンが表示されたところです。
ホームボタンは画面内の上下左右の端であれば、好きなところに設置できるので、使いやすい場所に設定してください。 私は右下に設置しています。
ホームボタンの機能設定
ホームボタンをタップしたときのアクションを設定できるので、使いやすいようにカスタマイズしましょう。
ホームボタンの動作をカスタマイズできるのは、「シングルタップ」「ダブルタップ」「長押し」の3項目です。
カスタムアクションの「シングルタップ」はホームボタン1回押しと同じで、「ダブルタップ」はホームボタン2回押しと同じで、「長押し」はホームボタンの長押しと同じです。
私のカスタムアクションの設定については、次のとおりです。
- シングルタップ メニューを開く
- ダブルタップ スクリーンショット撮影
- 長押し ロック画面に移行
iPhoneXRでホームボタンが無くて困っている方は、ホームボタンを画面に表示すれば、ホームボタンとだいたい同じように使えて操作で迷わなくなりますよ。
まとめ
今回は、ホームボタンが搭載されていない、iPhoneX、iPhoneXS、iPhoneXR、iPhone11、iPhone11Proの画面に仮想ホームボタンを表示させる方法をお話しました。
仮想ホームボタンがあれば、TouchIDは使えませんが通常時にiPhone8までのモデルと同じように操作できます。
私もiPhoneXからホームボタンのないiPhoneを買っていて、ホームボタンがないことには慣れました。
それでも使い勝手が違うので仮想ホームボタンで操作しています。
あなたも、ぜひ今回紹介した仮想ホームボタンの設定を利用して、今までの操作と同じようにして使ってみてください。
今日も最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
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